経済の未来予測を得意とする論客。ボストンコンサルティンググループ、ネットイヤーグループを経て独立。経済クイズ本『戦略思考トレーニング』の著者としても有名。元地下クイズ王としての幅広い経済知識をもとに深い洞察力で企業や経済を分析する独自のスタイルが特徴。テレビ出演などメディア経験も多数 今週もナナメに考えた 鈴木貴博 経済誌をにぎわすニュースや日常的な経済への疑問。そのときどきのトピックスについて経済の専門知識を縦軸に、社会常識を横軸において、ナナメにその意味を考えてみる。 バックナンバー一覧

文房具やオフィス家具の大手メーカーのコクヨは、2021年に発表した長期ビジョンで、2030年に売り上げを5000億円にすることを掲げた。そのうち2000億円は、新規事業や、既存領域を拡張した事業。ただ、コクヨが既存事業の枠を超えた取り組みに意欲的であると知っている人は、まだ少ない。そこで鍵を握るのが、ニッポン放送の深夜ラジオ「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」を通して行っている施策。どのような工夫をして、「わくわく」する企業であるイメージをつけようとしているのか。 コクヨは、事業範囲を拡大して5000億円企業を目指す上で、ひと工夫加えたアプローチを試みている。新たな人材の採用や協業先の拡大などが欠かせない中、短期的な効果が見込めるテレビCMに頼らずに、ラジオというメディアを活用している。中長期的に企業イメージを拡大するために、ラジオこそが最適なメディアと判断した。 直近、自社
【ロンドン=黒瀬悦成】サッカー元イングランド代表で、英BBC放送の人気サッカー番組の司会者を務めるゲーリー・リネカー氏が19日、番組を降板すると発表した。同氏が12日、画像投稿サイトのインスタグラムで共有した親パレスチナ系団体による動画が「反ユダヤ主義的だ」として批判を浴びていた。 問題の動画は、パレスチナ系カナダ人の弁護士がイスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃を非難する内容で、タイトルの横にネズミの絵文字が添えられていた。 ネズミは、ナチス・ドイツでユダヤ人を指す蔑称として使われた経緯があり、複数のユダヤ系団体が一斉に反発。リネカー氏は直ちに画像を削除し、「ネズミが何を指すのか知らなかった」などと釈明した。 一方で同氏は、英紙テレグラフ(15日、電子版)とのインタビューで「イスラエルには自らを守る権利がある。だが、パレスチナ人にはないようだ。それは間違いだ」などと主張。「正しいこ
高水準の賃上げの動きが定着しつつある。連合が4月3日に発表した2025年春季労使交渉の同月1日時点の集計によれば、定期昇給を含めた平均賃上げ率は5.42%と、あくまで現段階ではあるが前年を上回って推移している。「この水準を維持していきたい。人への投資が必要だという労使の認識が結果に表れている」。会見した連合の芳野友子会長はこう指摘した。人手不足が深刻化する中で優秀な人材を確保するには、競争力の
フジ・メディア・ホールディングスは30日、現社長の金光修氏ら4人の取締役が6月開催予定の株主総会後に退任すると発表した。物言う株主(アクティビスト)が「オールドボーイズクラブ」と批判した経営体制は事実上解体されることになる。 発表によると、金光氏は予定していた社長に加えて取締役からも退任する。また役員選任プロセスの透明性を確保するため、経営諮問委員会に代えて指名・報酬委員会を6月に設置することや、相談役制度の廃止も公表した。 金光氏は記者団に対し、常勤役員の中で代表権のある取締役は70歳、それ以外の常勤取締役や執行役員は65歳の定年を設定し、この規定を受けて任期満了で退任すると説明した。 新たな取締役候補については、「経営諮問委員会の協議を経た上で、5月に開催する取締役会で改めて審議し、決定する」と述べた。 同社は3月、取締役の数を大幅に削減し、独立社外取締役を過半数とする案を発表。金光氏
大物タレントだった中居正広氏による元フジテレビアナウンサー女性への性暴力。フジの第三者委員会が、その事実を認定した調査報告書を3月31日に公表してから間もなく1カ月がたつ。報告書では、人権問題と認識せず、経営リスクとも捉えなかった経営陣のお粗末な危機対応が明らかになった。 <関連記事> フジ報告書に見る「失敗の本質」 日枝氏が側近に漏らした不満 女性社員を接待要員に 「喜び組でも呼んどけ」。フジの部長クラスの社員が、芸能プロダクションのトップとの会合に際し、若手女性社員を「喜び組」と言い放った。 第三者委が、フジの1263人の役職員を対象に2、3月に行ったアンケートには、女性社員を接待要員として扱う事例などが寄せられた。取引先との会合でのセクハラ被害118件が報告され、「番組出演者から体を触られた、ホテルに誘われた」「上司に相談しても自身で対処しろ、お前が悪いと言われた」などの訴えが複数あ
第三者委員会による調査結果の公表後、記者会見に臨むフジテレビの清水賢治社長=東京都港区で2025年3月31日午後8時3分、幾島健太郎撮影 元タレントの中居正広氏による女性とのトラブルを巡る一連の問題で、フジテレビと親会社フジ・メディア・ホールディングス(HD)が設置した第三者委員会の調査報告書が31日、公表された。記者会見で、中居氏に刑事上や民事上の責任を問う考えがあるかどうかを聞かれたフジの清水賢治社長は「あらゆる選択肢が検討に残っている」と語った。報道陣との主な一問一答は以下の通り。【デジタル報道グループ】 ――中居氏の事案への不適切な対応が認定された港(浩一)前社長ら以前の経営陣に対し、例えば善管注意義務違反などで責任を問う考えはあるか。それから、御社の社員に重大な損害を与えた中居氏に対し、民事上もしくは刑事上の責任を問う考えはないか。 ◆(清水氏) まず港前社長についてですが、1月
NHK横浜 @nhk_yokohama NHK横浜放送局の公式アカウントです。神奈川県のニュースや番組・イベント情報などをつぶやきます。 ▼利用規約→nhk.jp/rules ▼フォローの考え方→nhk.jp/tw_f nhk.or.jp/yokohama/ NHK横浜 @nhk_yokohama 首都圏ネットワーク "もったいない精神"で自然の恵みをせっけんに! キャベツのせっけん?! イチゴ、シイタケ、ヒジキ、トウモロコシせっけんも! #横須賀 の農家がこれまで廃棄されてきた野菜などから15種類のせっけんを生み出しました "畑の香りがする"せっけん👇 plus.nhk.jp/watch/st/g1_20… #NHK横浜 2025-02-04 20:40:40
10時間超のロングラン会見にも出なかったフジテレビ相談役の日枝久氏の動向が注目される。その昔、「会社をよくしたい」との思いで、クーデターを決起した首謀者の1人が日枝氏。そのクーデターを援護射撃した『週刊文春』の当時の担当デスクだった木俣正剛氏が、日枝氏の変貌ぶりを辿る――。 【写真】会社を立て直すには、社員の勇気が必要とされている ■フジサンケイのクーデターを後押しした文春 中居正広とフジテレビ問題が、あっというまにスポンサー離れにまで拡大し、フジテレビの崩壊が近づいたと私は予測しています。たかだか週刊誌の元編集長が「何を偉そうに」と思われるのを覚悟の上で、私とフジの古い関係から話を始めます。 1990年初頭まで、フジは鹿内家の三代続く絶対的な独裁でワンマン経営の弊害が目立つ状態になっていました。その弊害を打破するため、日枝久氏(当時・フジテレビ社長・現・取締役相談役)と羽佐間重彰産経新聞
中居正広氏(52)の女性トラブルを巡る一連の対応が批判され、経営の根幹が揺らいでいるフジテレビは27日、東京・台場の同局で記者会見を行う。それに先立ち、臨時取締役会で経営陣の進退について議論される。会見には同社の港浩一社長、嘉納修治会長、遠藤龍之介副会長、フジ・メディア・ホールディングスの金光修社長の4人が出席し、注目はその処遇となる。 【写真】27日の会見のポイント スポニチ本紙の取材では、23日の社員説明会の前に港、嘉納、遠藤の3氏がフジサンケイグループの日枝久代表に辞意を伝えていた。だが日枝氏は「こんなことで負けるのか、お前たちは!」などと一喝。出席していた幹部は「今回の問題を勝ち負けで考えているとは…」とあぜんとしたという。 社員は日枝氏と経営陣の総退陣を求めている。社員説明会でも「日枝体制が一掃されなければ会社は立て直せない」「日枝氏も含め、経営陣が辞めるべき」などの声が港社長に
タレントの中居正広さん(52)と女性のトラブルを巡り、週刊誌で社員の関与を報じられたフジテレビ。 中居さんが芸能界引退を突然発表した23日、フジと親会社のフジ・メディア・ホールディングス(HD)は臨時取締役会で、問題を巡る第三者委員会の設置を決めた。27日にオープンな形で改めて記者会見を開くことも発表した。 17日の同局の港浩一社長らによる会見で、独立性の高い第三者委設置を明言せず、不十分な説明を繰り返したことなどに対し、批判が渦巻き、企業からのCM出稿差し止めが続いたことを受け、方針転換に追い込まれた。 「今、フジは信頼を失っている。スポンサー、社員、一般の視聴者の信頼の回復が急務だと思っている」。23日の臨時取締役会後に報道陣の取材に応じた、フジHDの金光修社長は危機感をあらわにした。 同HDと同局は取締役会で日本弁護士連合会(日弁連)のガイドラインに基づく第三者委の設置を決議し、同日
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