ドイツに駐在するロシアの大使が第2次世界大戦の終結から80年を祝う式典に相次いで参加し、ナチスからドイツ国民を解放した旧ソビエトの歴史的な功績をアピールしています。 こうした大使の言動は、「ネオナチとの戦い」と称してロシアが進めるウクライナ侵攻を正当化する印象操作ではないかという受け止めがドイツ国内で広がっています。 ドイツの式典にロシア大使が積極的に参加 ドイツでは、今月8日でナチスが降伏し、第2次世界大戦が終結してから80年の節目を迎えました。 毎年この時期、ドイツ国民をナチスから解放した連合国軍の功績をたたえる式典が各地で開かれますが、ことしは、ロシアのネチャエフ大使が積極的に参加しています。 先月大使が参加したのが旧東ドイツのザクセン州トルガウで行われた式典です。 トルガウは、当時、進軍中だった旧ソビエト軍とアメリカ軍がエルベ川で出会い、ともに平和を訴えた「エルベの誓い」で知られる
