国民民主党は11日、参院選比例代表で立候補を予定していた山尾志桜里元衆院議員の公認内定を取り消すと発表した。5月14日の両院議員総会で擁立を決めたが、過去の不倫疑惑などを巡りインターネット上で批判が続出し、党支持率の下落につながったとの声が出ていた。 山尾氏は今月10日に記者会見を開いた。国政に再挑戦することになった経緯について「当選同期でもある玉木雄一郎代表から声をかけていただいた」と話した。その上で過去の不倫疑惑について「当時の自分の行動と対応は極めて未熟だった」と謝罪したものの、「今、新しくその件についてお話をさせていただくことは勘弁いただきたい」などと繰り返し、詳細な説明を避ける姿勢が目立った。約2時間半に及んだ会見で終始、釈明に追われた。
