昔々あるところに、利権にメスを入れようとしてパワハラの冤罪をかけられたお爺さんとお婆さんがいました。 お爺さんが山にジャンボタニシを、お婆さんが川にジャンボタニシを放っていると、川上から大きな桃がドンブラコドンブラコと流れてきました。 「不自然に巨大な桃が流れてきた。これは人工地震の計画が進んでいるに違いないのう」 桃を家に持ち帰ると、お爺さんとお婆さんは教科書じゃ教えてくれない桃の真実暴露動画を生配信しました。 桃の中にはなんと赤ん坊とマイクロチップが。お爺さんとお婆さんは、暇なときに空からやってきた茜のようにすてきなナニカという意味を込めて「桃太郎」と名付けました。 桃太郎は祖父母と姓が異なることに、文化の破壊を目論む海外勢力の存在を感じながらもすくすくと成長し、ある日突然言いました。 「お爺さん、お婆さん。鬼がピザ屋で人身売買や児童売春を行なっていると聞きました。もう我慢できません」
