男性を切りつけ、走って逃げる犯人とみられる男(右)=6日午後8時5分ごろ、京都市下京区(提供写真、一部画像処理しています) 京都市下京区の路上で6日夜、中国籍の男性観光客が男に刃物のようなもので切りつけられた殺人未遂事件で、逃走中の男が現場で中国語を話していたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。京都府警は、男が現場から西の方角へ徒歩で逃げたとみて行方を追っている。 捜査関係者などによると、男性は20人規模の団体ツアーで中国から訪れて観光中だった。事件の直前、男は団体ツアーの別の観光客と「声が大きい」などとトラブルになり、中国語で言い争っていたという。男性は仲裁に入ったところ、刃物で右鎖骨から右脇腹付近を切り付けられた。命に別条はないが重傷という。 産経新聞が入手した現場付近の防犯カメラ映像によると、犯人とみられる男は背後から被害者とみられる男性に声をかけ、振り向いた男性を切り付けてい