トヨタの各工場の歴史と、目指していく進化を紹介する連載シリーズ「トヨタ工場の継承と進化」。今回は初のユニット工場となる上郷工場を紹介する。 ■日本初のユニット専門工場 ■大野さんや鈴村さんが来ると背筋が… ■実物を見て、触れて本質を学ぶ ■ベテランが生き生き働き、技能も継承 ■伝承の現場はライン以外にも ■職場運営の3本柱 ■進化の裏にあるものは 愛知県豊田市の南端に位置する上郷地域。人口約33,000人が暮らすこの地域に上郷工場はある。 正門をくぐると、真正面に「ようこそ エンジンの故郷 上郷工場へ」の横断幕が出迎えてくれる。 90万㎡の敷地に約3,700人が働く同工場で生産されているのがエンジン。 1965年にユニット専門工場として操業を開始し、現在では鋳造から機械加工、組付まで一貫で行う「エンジン専門工場」だ。 2代目クラウンに搭載されたM型エンジンに始まり、カローラ、ハイエース、プ
